cgworld.jpの記事一覧

この記事では「Photoshop 2025」の新機能「拡張されたフレームレイヤー」を紹介しています。この機能はバナーやタイトル画像の作成に便利で、生成AIとの連動性が強化されています。従来のフォトショップのフレームレイヤー機能が拡張され、新たに三角形やカスタムフレームが選べるようになりました。また、生成AIを活用して画像をフレーム内に直接取り込むことが可能です。多言語対応の生成AIが提案する新たなデザインオプションも利用できるため、クリエイティブ作業が効率化されます。

この記事では、AppleのARツールであるReality Composer Proを用いて、USDZ形式でアセットをエクスポートする方法が解説されています。これにより、作成したアセットの簡単な保存・共有が可能となり、チームでのプロジェクト作業が効率化されます。USDZ形式は3Dコンテンツの保持に適しており、アセットの再利用や他プロジェクトへの転用が簡単です。次期iOSやmacOSでもこれがサポートされ、今後のアプリ開発に役立つツールとなるでしょう。また、Apple Vision Pro向けのアプリ「Vision Brew Journey」が紹介されています。

AI技術の急成長の背景にはNVIDIAの先進技術が大きな役割を果たしており、Awwはこの技術を活用してバーチャルヒューマン(VH)の未来を切り開こうとしている。Awwの代表、守屋貴行氏は、映像プロデューサーとしての経験から3DCGやAI技術がコンテンツ制作に不可欠であると考え、バーチャルヒューマン「imma」を生み出した。Awwは、NVIDIAの「NVIDIA Avatar Cloud Engine (ACE)」や「NVIDIA NIMマイクロサービス」などを活用して開発効率を向上させ、AI immaをリアルタイムで会話可能な形で初公開した。AI技術の導入により対話型バーチャルヒューマンの可能性が広がり、個人情報を扱う医療やパーソナルトレーニングなどの分野への応用が期待されている。また、Awwは「MASTER MODEL®」を用いて3Dスキャンを使わずに素早く高品質なキャラクターを開発できる技術基盤を提供し、今後さらなる展開を目指す。

この記事は、栗田唯氏がCGWORLDで連載する映画やアニメから学ぶ画づくりに関するもので、今回はNetflix映画『シティーハンター』を題材に画づくりの技術や演出を解説しています。鑑賞者の感情を揺さぶるクローズアップの手法や、クライマックスシーンで使われるシルエットや効果線の演出に注目し、それが原作漫画へのリスペクトにも繋がっていることを示しています。まとめとして、シンプルな構図のパワフルな印象について述べています。この連載は、クリエイティブな画づくりに興味を持つ人々に向けて提供される学習の場となっています。

アニメーションスキルアップイベント『Premier Insights』が、2月22日と23日にオンラインで開催されます。Blizzard EntertainmentやDreamWorks TV、Riot Gamesなどの一流スタジオで活躍するアーティストによる、アニメーションのメイキングやテクニック、フェイシャルアニメーションや演技表現など、幅広いテーマのセッションが提供されます。早期割引は2月14日までで、視聴期間はアーカイブ配信を含め3ヶ月です。

NVIDIAとトロント大学が共同で開発した「DiffusionRenderer」は、AIを活用して画像や動画からジオメトリとマテリアルバッファを正確に推定することにより、新たな照明条件でフォトリアルなシーンの生成が可能です。この技術により、映像のリライティングや画像内のマテリアルの再編集、バーチャルシーンへのオブジェクトの挿入および削除が可能になります。実験結果では、既存の最先端技術を上回る性能を示しています。

この連載では、CG映像制作におけるテクニカル系スタッフの役割を探り、白組のパイプラインプロジェクトの取り組みについて紹介しています。白組では、パイプラインの整備やデータ管理を効率化するためのツール開発に力を入れ、新しい技術やソフトウェアの導入を積極的に行っています。また、テクニカルスタッフの育成にも注力し、各プロジェクトで得られた知見をチーム内で共有することを重視しています。プロジェクト終了後のデータ整理の重要性や新しい技術を導入する際の姿勢についても触れ、チャレンジ精神を持つスタッフによる自発的な技術革新が進められているとされています。

劇場アニメ『メイクアガール』は安田現象氏が手掛ける初の長編アニメーション作品で、2025年1月31日に公開されました。この作品では、多様なスキルを持つ少人数のチームが、キャラクター表現におけるレタッチを重要視した制作に取り組んでいます。特に、キャラクターの細かな表情を手描きアニメのように演出するために、Blenderでの3DモデルにAdobe After Effectsでレタッチを加える手法が取られています。安田監督や各スタッフは、独自の表現スタイルを磨きつつ、長尺のアクションカットやダイナミックなカメラワークを駆使したシーンを制作しています。新たに開発されたツール「b3d_to_AE_tracking」により、BlenderからAEに位置情報を読み込むことも技術革新の一部として取り入れられています。

『メイクアガール』はアニメ作家の安田現象氏による初の長編アニメで、少人数チームで制作されました。安田監督は全ての制作過程を自身で手掛け、BlenderとAfter Effectsを用いて効率化を図りました。チームは七名で構成され、自由度を持たせつつ、素早く作品を完成させることを目指しました。また、3Dキャラクターの完成度を抑え、レタッチで仕上げる新しい制作手法が採用されました。