XR

東京都が主催した展示会「TOKYO DIGICONX」が2025年1月に東京ビッグサイトで開催され、XR、メタバース、AIなどをテーマにした150以上の出展者が集まりました。イベントはビジネスデーとパブリックデーに分かれ、ステージイベントやネットワーキングナイトも行われました。出展者からは意義ある商談や新たなビジネスチャンスに恵まれたという声が多く、来場者に大きな影響を与えたようです。また、VR体験や個人クリエイターの展示も充実し、東京都がこの分野で新しい出会いの創出と機会提供に積極的であることが示されました。

MetaのXR部門でVPを務めてきたマーク・ラブキン氏が、家族の健康上の事情で2025年3月に退社することが発表されました。ラブキン氏はMetaで18年間勤務し、Quest 3やQuest 3S、Horizon OSのプロジェクトに大きく貢献しました。Metaはラブキン氏の影響力の下でXR戦略を進めてきましたが、後任者は近日中に発表される予定です。

鹿児島を拠点とするmonoDuki合同会社とXRコミュニティ「XR Meetup Kagoshima」がXR人材の育成と社会実装を目指してパートナーシップを締結しました。この協力関係は、地域産業や教育現場でのXR活用を推進し、鹿児島発のXR事業モデルを全国に展開することを目的としています。主要な取り組みとして、XR人材が実際の現場で活躍できる場の創出、XR技術の社会実装の加速、鹿児島を拠点としたXR事業の全国展開が計画されています。monoDuki合同会社は現場DXとXR技術の革新を推進しており、XR Meetup Kagoshimaは地域で約100名の会員を誇るコミュニティです。今後、文部科学省の「高等学校DX加速化推進事業」などのプロジェクトを通じて、エンターテインメントだけでなく、産業や教育分野でのXR活用を進めていく予定です。

MetaのCTOであるアンドリュー・ボズワースは、2025年が同社のXR（拡張現実）における「最も重要な年」になると社内メモで述べました。彼はReality Labsの職員に対し、製品の販売、顧客維持、エンゲージメントの向上を目指すよう奨励しています。特に、メタのクロスプラットフォームソーシャルXRプラットフォームであるHorizon Worldsのモバイル版の成功が、将来的な計画の鍵となると強調されています。ボズワースは、この年がメタのXRの試みが「visionary」な仕事とするか、それとも「誤った冒険」となるかを決定づけると警告しています。また、Reality Labsのリーダーシップにも変革があり、ジャビエル・オリヴァンが新たなCOOとして就任しました。

MetaのXR担当副社長であるMark Rabkinが、家族の健康問題を理由に会社を離れることを発表しました。Rabkinは過去4年間、Quest 3やQuest 3Sの発売、Questのソフトウェアリブランディング、混合現実および空間コンピューティングの推進といったXRのプロジェクトを指揮してきました。また、Metaには18年間勤務し、ベンダーの開発者としてキャリアをスタートさせ、最終的にはXR部門を率いる立場にまで上り詰めました。今後の後任者に関する情報も近く発表予定です。